冬のホエールウォッチングと並んで、マウイ島観光のハイライトといわれるのが、マウイ最高峰でありハワイの人々に聖地として崇められる「ハレアカラ」山頂(標高3,055メートル)から眺める日の出。雲海を照らしながら昇る朝日は「息をのむほど美しい」といわれます。そこで今回は、山頂から見える絶景を、ほんの少しだけおすそ分け!
ハレアカラはハワイ語で「太陽の家」という意味を持つ休火山で、かつて多くのヘイアウ(神殿)が建てられた聖地です。その聖なるパワーに吸い寄せられるかのように、山頂付近の展望台(ルックアウト)には世界中からの観光客たちが暗いうちから大勢集まってきます。夜明け前の気温は夏でも5℃前後と冷蔵庫内並みにまで下がるため、防寒対策は必須!
寒さに耐えながら、体をゆすりつつ、次第に明るさを増す東の空を見詰め続けていると…。ハレアカラ国立公園のパークレンジャーの男性が「いよいよですよ」とばかりに大声で観衆たちに呼びかけます。すると間もなく、雲の一端が黄金に輝き、まばゆい太陽が顔を出しました。まさに息をのむ瞬間です。