ジェイク・シマブクロをはじめとする、世界的ウクレレミュージシャンたちから絶大な信頼を誇り、ウクレレをリードし続けているハワイ最古のウクレレメーカー「カマカ」。ウクレレ=カマカという人もいるというほど、世界中で愛される理由はどこに?
ハワイのウクレレと言えば「カマカ」であるといっても過言ではないほど絶大な人気を誇るカマカのウクレレ。この歴史が始まったのは、サミュエル・カイアリイリイ・カマカがカイムキの自宅でウクレレを作った1916年。それ以来親子4代に渡り、最高品質のウクレレを世の中に送り続けている。 多くのミュージシャンを魅了しているカマカのウクレレは、やさしく、深みがある音色があるのが特徴だ。ウクレレに使う木材は、創業当時からずっと変わらずにこだわり続けてきたハワイ島産のコアの木。見た目にも美しい上質なコアの木でのウクレレ作りがカマカのウクレレの音色を作りだしている。 もう1つ、カマカ社がウクレレ作りのトップとして、一世紀近い歴史を継続させ続けている理由がある。サムSr.から息子たちに受け継がれてきた率直かつ繊細なアドバイスだ。それは「If you make instruments and use the family name, don’t make junk」という言葉。もし楽器を作って、ファミリーの名前を付けるのならば、ガラクタは決して作るなという言葉が常に最高品質のウクレレを作るカマカ社の指針となっているのだ。