ズラリと並んだ肉・肉・肉! ここは厨房の奥にある肉を熟成させる貯蔵庫。ドアを開けるとひんやりとした風が循環しているこの熟成ルームで、28日もの間じっくりと時間をかけて熟成させるのです。
ではなぜ、肉を熟成させるのか? それは肉自体が柔らかくなり、風味豊かになるから。野菜や果物同様、新鮮な方がいいのではと思うのですが、牛肉はもちろん、豚や鶏も熟成させることで、肉自体の持つ酵素の働きによって、タンパク質が分解され、旨み成分のアミノ酸が増し、肉の甘みが最大限な状態の最高級の肉となるのです。
ウルフギャングでは、その28日間寝かした牛肉を900℃のオーブンに入れて、まずは表面をじっくり焼き、その次に溶かしバターを敷いたお皿の上に置いてお皿ごと焼き上げるのが特徴です。
迫力のポーター・ハウス・ステーキ(2人前約900g、$104.95。ただし、マーケットプライスにつき価格が変更となる場合あり)。Tボーンを境にサーロインとテンダーロインの両方が味わえる贅沢なひと皿。
見ているだけで己の獣魂が呼び覚まされる、“ドライエイジドビーフ”。ハワイでデビューしてみるのはいかがでしょうか。
ウルフギャング・ステーキハウス
PHOTO:Jayson Tanega