Aloha! Hawaiing編集部のYabuuchiです。Hawaiingのサイトオープンからはや半年。日々取材を進めていくなかで編集部スタッフがハワイで体験したこと、感じたこと、考えたこと、ごく私的お気に入りなどなど、ハワイ取材のこぼれバナシを不定期でゆる~くご紹介します。
今回は、ハワイの食文化を支える“源”のお話。今年9月に行われた、ハワイ州観光局主催の「ハワイの地産地消を学ぶ」プレスツアーにて。まずは、ダウンタウン近くのハワイ唯一の魚市場「ホノルル港ピア38」でフィッシュオークション(魚の競り)を見学しました。
マイナスうん度の競り場では、ダウンを着た仲買い人たちが魚の周りを囲んで1匹ずつ品定め。そして時間になると競りがスタート!競り人と仲買い人の掛け合う声で盛り上がる独特の光景は日本の魚市場とほとんど同じ。ちなみにこの魚市場は1952年に造られた際に築地市場がモデルになったそうで、マグロが水揚げされるのはアメリカ国内でもここ「ホノルル港ピア38」だけなんだとか。
マグロの他にもハマヒマヒなど新鮮な魚がズラリと並びます。迫力満点。
これはたしかハワイ語で「オパ」と呼ばれる赤まんぼうだったはず。英語では、ムーンフィッシュ。まんまるな目が愛らしい。
ハワイはメインランド(アメリカ本土)の人の3倍魚を食べるそうで(ちなみに日本は10倍!)、ハワイのフィッシュフード文化になくてはならないスポットなのでした(ちなみに日本語ガイドではないのですが、一般の見学も受け付けているそうです。場内な激寒なので、しっかり防寒して行くことを心からおすすめします)。
次に訪れたのは、ホノルルから車で1時間ほどのところにある「ヘエイア」フィッシュポンド(養殖場)。
ここでは、魚のうろこを貝殻で取り除くというハワイに昔から伝わる伝統的な調理方法を体験(その後ティーリーフで包んで蒸し焼きにしたものをランチでいただきました。美味)。Tシャツがうろこだらけになる惨事はおいといて、貝殻をうろこでとる、このワザはキャンプなどで応用できそうとメモメモ。まさに先人の知恵ですね。
昔はこのような養殖場がいくつもあったらしいのですが、今ヘエイア地方で残っているのはここだけ。今回この体験イベントを企画してくださった非営利団体「パエパエ・オヘイア」の人たちは、未来の子供のためにも地球環境のためにも古代ハワイアンのような自給自足の生活を提唱しているそうです。
そして体験イベント後は食いしん坊にうれしいゴハンタイム。
ハワイでとれたものばかりのポケをいただきました。上にのっているのはオゴと呼ばれるハワイの海藻。歯ごたえがあって切干し大根をもうちょっと固くした感じです。ちなみにポキ、ではなくポケが正しい発音だそうです。