――― みなさん日本で生まれ育ったとお聞きしていますが、ハワイにゆかりがあったのですか?
Midori:もともと叔母がこちらに住んでいたので小さいころからよく来ていましたね。
Juri:私は小さい頃から家族と旅行に来ていた程度。
Yukari:同じく学生時代に何度か旅行としてきたくらいで。
――― Midoriさん以外はお知り合いもいなかったんですね。では実際に住む前にハワイに留学などされていたのですか?
Yukari:ハワイに旅行に行くのが好きだったのと、学生時代に1度だけハワイに短期の語学留学に行きました。その頃は真剣に勉強はしていなく、ただ大好きなハワイにいるだけで幸せだった気がします(笑)。
Midori: 私はもともと海外移住思考が強い子供だったんです。学生時代はオーストラリアやサンティアゴに1カ月間くらい短期留学は経験済み。で、また留学したいな~って考え、今度はハワイの大学に1年間留学しました。
Juri:私は、高校がニュージャージー・大学がカリフォルニアだったんです。で、OTTという、大学卒業後アメリカ国内での1年間の就労ビザがもらえるので、せっかくなんで家族とも旅行していた好きなハワイで働こうと。はじめは不動産関係の仕事。その後、ワイキキのジュエリーショップで働いていました。
――― ではみなさんが実際にハワイに住もうと思ったキッカケは?
Midori:サーフィンをし始めたのが大きいかな。実は最初の留学の時はサーフィンもしないから海にも行かないし、ショッピングするくらいしかなくて毎日が退屈だったんです。それで帰国した後、今度はNYに留学したいと周りに相談したら、刺激がありすぎるところは危ないと親に説得され、叔母が住んでいるということからまたもハワイに(笑)。その時にサーフィンと出会って、はじめてハワイの居心地のよさに気付き、ここに住もうと。
――― サーフィンが人生を変えたんですね。
Midori:まさにそうです!
Yukari:私は日本で社会人になった後、「やっぱり好きなハワイで働きたい!」と思い、思い切ってJ-1VISA(注1)というビザをとり、渡ハワイし、そこで偶然出会った男性と結婚し、今に至ります。
Juri:Yukariちゃん新婚さんだもんね♥ 私もMidoriちゃんと同じくOTTビザが切れた後、5か月くらい日本に帰国していたんですが、やっぱりハワイに戻り、大学でスポーツサイエンスの勉強をして、ヨガインストラクターの免許をとり、今はパーソナルヨガトレーナーとして仕事をしています。
――― Juriさんがハワイに戻ったのには何か理由があるのですか?
Juri:親からの説得です(笑)。メインランドよりも日本から来やすく、安心できたんじゃないかな。
[注1] J-1VISA:Jビザは米国国務省教育文化庁(Bureau of Educational and Cultural Affairs, ECA)が公認する教育機関、会社または団体等の交流訪問者プログラムに参加するためのビザです。米国大使館に申請を行い、面接後、発行される。期限はプログラムによってさまざま。
(左から)
Yukari:昨年結婚されたばかり。ダンナさまはハワイで会社を経営される台湾人の方。
Midori:サーフィンもトレッキングも、ハワイに来てから体を動かすのが好きになったという。
Juri:大学在学中はインド留学も経験。村の学校で子どもたちに英語を教えていたそう。