バッファロー・ケアウラナという人物を知っているだろうか。50年以上オアフ島の西側に位置するマカハという地に住み続け、マカハの海を守り続けている伝説のサーファーである。彼のマカハへの想いとは? 彼がサーフィンのコンテスト「Buffalo’s Big Board Surfing Classic」を約40年近く続ける理由は? 世界中のサーファーの憧れの存在であるバッファローが、ゆっくりと語ってくれた。コンテストのレポートもあわせてご覧ください。
―「Buffalo’s Big Board Surfing Classic」をはじめようと思ったきっかけは? 「大会をはじめた1977年当時は、マカハはとても治安が悪く、子供たちのドラッグやテレビ漬けも問題となり、自然と子供たちも海に近付くことが少なくなっていた。海は人に喜びも悲しみも楽しみも、たくさんのことを教えてくれる。そこで、"海から離れてしまった子供達を呼び戻し、誰もが楽しめる大会を"と願い、この大会をはじめたんだ」
―40年以上このコンテストを続けてきた理由とは? 「気が付いたら40年もたっていたんだよ(笑)。今も昔も変わらないのは、子供たちと海を愛するすべての人々に、自然の大切さや海の偉大さを感じてほしいということ」
―あなたにとって海とはどんな存在か? 「人生の一部。海は食べ物を与えてくれる場所であり、私も海に育てられた。日々の生活の中から海がなくなることは到底考えられない」