初フォトブック発売記念！
ハワイ島で育った長谷川潤が語る、「今」とは？

昨年12月に長女を出産し、現在はオアフ島を拠点に生活しているモデル･長谷川潤さん。ハワイ島とオアフ島で撮り下ろしたという初のフォトブック『Thankyou Sun』が10月12日に発売されるということで、Hawaiingはさっそく長谷川潤さんにお会いしてきました。

ボブヘアになった理由は
「外見と内面のギャップ」

「はじめまして！」と屈託のない笑顔で迎えてくれた潤さん。驚いたのは、トレードマークのロングヘアから、大人の雰囲気を醸し出すボブヘアになっていること！
「子供を産んだ後、ふと鏡を見たら見た目の自分と内面の自分がリンクしていないと思ったんです。周りの人から子供を産むと考え方や感じることが変わるって聞いていたんですけど、このことだったんだって。内面と外見のギャップを埋めるために何を変えれば良いんだろう？ってなり、じゃあ髪を切ろうと。今回のフォトブック撮影の直前に思いきってバッサリいっちゃいました」

産休中に仕事へのスタンス、自分の表現の仕方、10年間の日本でのモデルの仕事を見つめ返したという潤さん。
「いろんな意味で内面に変化が生まれたんですね。その自分をどうやったら表現できるんだろうって思った時に、一冊の本で新しい自分を表現したらいいんじゃないかと考えました。それが今回のフォトブックを作るきっかけ。ロケ場所は、自分が一番自然体でいられる場所、自分を育ててくれたハワイ島で、というのはごく自然に決まりました。今回のフォトブックは構成や写真セレクトなど、クリエイティブ･ディレクターという裏方としても携わっているんです。モデルだけじゃない、クリエイティブな仕事にも今興味を持っているので、とても勉強になりました」

「実は今回のフォトブックの撮影は５日ほどで撮り終えたんです（笑）。総カット数8,000枚以上！ その間にCMの撮影も入っていたので、スケジュールはハードだったけど、スタッフ全員がチームになって撮ったので、本当に楽しかった！ 洋服も、この場所だったらこの衣装がいいんじゃない？とわりと自由に」

いちばん印象的だった撮影スポットは？と聞くと、
「色々あるけど、やっぱりハワイ島のサウスポイントかな。こういう画を撮りたいというイメージをコーディネーターさんに伝えたら、サウスポイントがピッタリだろうと。今まで何度も車では通ったことがあったんだけど、ゆっくり景色を見るとかはなかったから、感動的でした。ハワイ島は住んでいたけど、知らないところもたくさん。毎回帰る度にこんな場所もあったんだって思いますね」

ディープなハワイをバックに
長谷川潤の全てをさらけ出しました

今回のフォトブックは、ハワイ島の息吹を強く感じられるカットが多いそう。
「私が見てきたハワイの景色が凝縮されていると思います。たぶん日本の方がよく見るハワイはどちらかというと、白い砂浜に薄いブルーな海だと思うんです。だけど、この本にはそういうハワイではなく、ディープなブルーの海に黒い砂浜、というハワイ島ならではの風景ばかり。もしかしたら今までに見たことのないハワイを見てもらえるかもしれませんね」

14歳まで育ったハワイ島で、今の長谷川潤の全てをさらけだしたというフォトブック、『Thankyou Sun』。
「新しい自分でもあるんだけど、自分のルーツをたどったフォトブックでもあります。“Back to Basic”、という言葉が近いのかな？ たくさんの人に“長谷川潤という人間”のスピリットを感じてほしいと思います」

Book Information

Thankyou Sun

2013年10月12日発売
B5判、160ページ
価格：2,300円（税込）
発売元：ワニブックス

PHOTO:Yuji Takeuchi

Profile

長谷川潤さん

• ファッションモデル、タレント。1986年、アメリカ･ニューハンプシャー生まれ。多数のファッション誌、広告、CMでモデルとして活躍。2012年12月の長女の出産を経て、2013年３月に復帰。２年ぶりとなる自身の書籍は、初めてのフォトブックとなる。現在はオアフ島が生活の拠点。