いよいよ今年も、年に一度のビッグイベント、ホノルルマラソンの季節が到来! 大会本番まであと4日! 私・渡辺由布子自身も今年は3年ぶりに出場予定です。人生初のフルマラソンは絶対にホノルルマラソンで!と決めて挑んだ、あの当時の心境や感動を懐かしく思い起こしながら、これから参加するランナーの皆さんと、大会への高揚感をこの体験記の中で少しでも共有できたらと思います。
<大会前日、当日朝>
まずはハワイコンベンションセンターでゼッケンを受け取ります。時間に余裕があれば、大会のコースの下見ツアーに参加したり、スタート地点のアラモアナショッピングセンター周辺や、ゴール地点のカピオラニ公園を軽くランニングすると良いかも。
そして当日の朝。スタート地点に集まり始めたランナー達が代わる代わる記念撮影をして気分が高まります。レース前には欠かさずトイレへ! 出場者2万人以上いれば公衆トイレも長蛇の列ですので要注意…。
<5:30AM START! at アラモアナ・ビーチ・パーク>
ホノルルの空に打ち上がる花火と共に、一斉スタート! …と思いきや、スタート地点は予想外に混み合っていて、なかなか走り出せないのが現状でした(笑)。
<15km at ダイヤモンド・ヘッド付近>
10km地点までは日の出を待ちわびながら、おしゃべりしたり、辺りを見渡す余裕もあり。15kmを超えると、東の空がぼんやり明るくなり、星の数が減って、朝日が昇る方向へただひたすら走ります。
<20km at ワイアラエ・カントリー・クラブ付近>
ハーフを超えると、軽やかだった足が次第に重くなってきているのに気づきます。こまめにストレッチを挟みながら、体と気持ちをリセット。足を屈伸するだけで不思議と足が軽くなる。これがワタシ流。
長いハイウェイの途中には、大きな旗を掲げてエールを送ってくれる家族や、ローカルのバンドがヘタウマな応援歌を披露していたり。体は辛いんだけど、それらを見るだけで笑顔がこぼれてくるから不思議。
<30km at カネワイ・フィッシュ・ポンド付近>
ようやく30kmの看板を通過。もちろんすでに写真を撮る余裕はなく…。ハイウェイを折り返し、カハラの高級住宅街、そして最後のダイヤモンド・ヘッド…とアップダウンが続きます。大半のランナーがここでスタミナが切れ、ペースがつかめないまま、走るというよりは足を前に運ぶといった感じ。
1ヶ月前に予行練習で、皇居5kmを8周ちょっと走ったあの時より遥かに辛い。こんなはずじゃなかった…。体力も気持ちも、もう限界ギリギリでした。