ハレアカラ山頂付近には、「青い空、白い砂浜」というハワイのイメージとはかけ離れた、ワイルドな光景がひろがります。磯に生息するフジツボのような形をした、小さなクレーターもチラホラ。その地形に加えて色彩も"異様"です。かつて噴火の際に流れ出した溶岩だったと思われる土は、黒だけでなく赤茶けている部分も多く、その景色を眺めていると、まるで火星に連れてこられたような気分に。それもそのはず、この地は映画『2001年宇宙の旅』のロケ地となったことでも知られているんです。
日の出鑑賞の帰りにぜひ見てほしいのが、貴重な高山植物たち。クレーターの山肌に生えるシルバースウォード(銀剣草)は、ここハレアカラとヒマラヤでしか見られない珍種で、花が咲くのも20年に1度といわれるとても珍しい植物です。また山頂付近では、運がよければ、ハワイの州鳥であり一時は絶滅の危機にあった「ネネ」という珍しい鳥の姿を目にすることもあるのだとか。いつもとは違ったハワイの顔が見たいという"ハワイ中級者"の方には、ハレアカラは外せないスポットになりそうですね。
ハレアカラ山頂エリアで星空を眺める「スターゲイジング」、障害物のないスペシャルスポットからの「朝焼け&日の出鑑賞」、聖地ホワイトヒルやクレーター内への「ショートトレッキング」を組み合わせた、ハレアカラを大満喫できるツアー。日本語ガイドが常時同行するので安心。行程やツアーの写真は下記のウェブサイトでチェック!
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PHOTO:George Russell