4WDにて、いざ、ワイピオ渓谷を降下。車1台がギリギリ通れる道幅の坂道の斜面はとにかく急勾配! 途中45度の傾斜もあり、この道路はアメリカの中で一番急な公道だそう。ちなみにこの坂道は4WD以外の車両の通行は禁止されており、展望台でレンタカーを停め、ツアーに参加するのが得策です。
展望台から車で降りることおよそ10分、約300m下にあるワイピオ渓谷の麓へ。渓谷内では、野生の馬に会うことができます。写真右はサプリメントにも使われる健康果実、ノニ。一見甘そうに見えますが、かじると強烈な苦みが…!
数日雨が降らなかったため、奥に見えるヒイラヴェの滝は残念ながら水が流れ落ちていませんでしたが、下から見上げたその風景は、人工的なものが何もなく、まるで古代にタイムスリップしたかのよう。
幸福のシンボルであった滝は渓谷内にたくさんあり、それらには多くの神話が残されています。
王族の娘と村の若者が恋に落ちたが、身分の違う恋ゆえ、決して結ばれることのないことを知り、二人でヒイラヴェの滝から身を投げて死を選ぶ。そして娘はヒイラヴェの滝となり、滝の水は娘の涙となって流れ続け、若者は滝の下で岩となり、いまでも愛する娘の涙を受け止めている、という神話がヒイラヴェの滝にはあります。